■ LPガスとは
- LPガス(LPG)とは、Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスの略称で、
炭素と水素から出来ているプロパンとブタンが主成分です。
- LPガスは本来無色無臭ですが、万一漏れた場合のためにわざと強い臭いがつけてあります。
ガスをご使用の際この臭いが強く出ることがありますが、これは容器内のガス量が残り少なくなった場合
着臭剤の濃度が高くなるために起こるもので問題はありません
- LPガスは比重がプロパンで約1.5、ブタンで約2.0と空気より重いため、空気中に放出された場合は底部に滞留します。
このため漏洩時は底部の換気を行う必要があります
- LPガスに毒性はありません。
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■ LPガスの特徴と強み
- LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともに二酸化炭素の排出量が少ないエネルギーです。
また、環境に悪影響を与える硫黄酸化物、窒素酸化物、浮遊性粒子状物質をほとんど発生しません。
- LPガスは常温常圧下では気体ですが、圧力を加えたり冷却することによって簡単に液体になります。
液体にすると体積は気体時の1/250となり、LPガス容器に充てんしてどこにでも効率よく運ぶことができます。
- LPガスは1戸ごと個別に供給する「分散型エネルギー」です。災害により供給がストップした場合でも、
配管など供給設備の点検が短時間で済み、その場で修理することができるため迅速な復旧が可能です。
また、LPガスは避難所や仮設住宅へ迅速に設置することができ、被災者の方の生活を支援することができます。
- LPガスは全国のおよそ半分にあたる2,500万世帯のご家庭で使われています。
また、その可搬性を活かし島嶼部や山間部などの地域においても重要なエネルギー源として使われており、
国土カバー率はほぼ100%。つまり、人が行けるところならどこでも供給することができる、有用かつ高品質なエネルギーです。
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